1. 悩みの種だった
「バッテリーの減りの早さ」
愛用しているiPhone SE(第3世代)も、使い始めて約2年半。最近の悩みは、動画を少し見ただけで電源が切れてしまうほどのバッテリーの減りの早さでした。
設定画面で確認してみると、バッテリーの最大容量は75%。
これは、本来のパフォーマンスがかなり低下しているサインです。新しい機種への買い替えも頭をよぎりましたが、まずは「修理」という選択肢を試すことにしました。
2. AppleCare+(盗難・紛失プラン)
での無償交換の可能性
私はAppleCare + 盗難・紛失プランに加入していたのですが、このプランでバッテリーの最大容量が80%未満であれば、無償で交換してもらえる場合があることを初めて知りました。
まさに私の75%は対象です!
しかし、Apple公式サイトから修理予約を進めると、金額はなぜか11,200円の表示。

お金がかかるなら、もったいないと感じたため、まずはAppleサポートにメッセージで確認しました。

👨「店舗での診断がされていない状態だと、保証対象か判断がつかないため、予約システム上はとりあえず有償での金額が表示されます。」
とのこと。ひとまず、無償になる可能性を信じて、予約を進めることにしました。
3. 来店前に必須!
3つの重要チェックポイント
店舗へ向かう前に、いくつか注意点がありました。初めてのバッテリー交換で戸惑ったため、これから修理をされる方のために共有します。
① バックアップをしておくこと
(最重要!)
バッテリー交換でデータが消えることは稀ですが、万が一に備えてバックアップは必須です。
- iCloudの容量が足りているか、事前に確認しておきましょう。
② バッテリー残量を30%前後にすること
修理作業の安全のため、バッテリー残量を調整しておく必要があります。
- 私の場合、予約1時間前で80%もあり大焦り。YouTubeなどのアプリを大量に起動させ、必死で消費しました。
- 結局55%で来店しましたが、店員さんからは「60%を切っていれば大丈夫ですよ」とのこと。ひと安心です。
③ 「iPhoneを探す」をオフにしておくこと
修理の受付時に必要な作業です。
- [設定] 画面から、事前にオフにしておきましょう。
4. 店舗での手続きと
「スマホのない時間」
予約した店舗へ向かい、設定画面を開いたまま店員さんにiPhoneを預けます。
数分後、保証対象として「無償」の見積書を受け取り、約1時間後に再度来店するように伝えられました。
久々にスマホが手元から離れた1時間。
私は持参した本を読みながら過ごしましたが、いかに普段、必要のない情報のためにスマホに時間を奪われているかを痛感しました。時計もなく、時間が経つのが長く感じ、スマホが生活に深く入り込んでいることを改めて認識しました。
5. 復活!「買い替え」より
「修理」というエシカルな選択
約束の時間に戻ると、バッテリー交換が完了したiPhoneを受け取りました。
データが消えていないかを確認した後、無償を示す精算書をいただき、手続きは完了です。
バッテリーの最大容量75%から100%に復活したiPhoneは、見違えるようにパワフルになりました。

スマートフォンは、高性能化が進む一方で、製造・廃棄の過程で環境に大きな負荷をかけています。
「動かなくなったから買い替える」 のではなく、「まだ使えるから修理して長く使う」 という選択は、愛着のあるモノを大切にするだけでなく、地球にやさしいエシカルな行動そのものです。
iPhoneを買い替えるという選択の前に、修理で直すというエシカルな選択もあることを、ぜひ参考にされてみてください。
(M筆)