2025年6月14日(土)
熊本県立劇場でHIMARIさん、吉田恭子さん、河野紘子さんの
「HIMARI × 吉田恭子 DUOコンサート」
へ行ってきました⭐️🎻
最年少でベルリンフィルとの共演を果たしたHIMARIさん👩
どんなパッセージでも音の粒が一つ一つ鮮明に聞こえ、会場の空気を彼女に引き込んでいく演奏は圧巻!
約2時間のプログラムとなっていましたが、1曲がそこまで長くなく、独奏、トリオ等で演者3名の音色が曲毎に楽しめる内容でした🎵
私も同行した友人も、コンサートは寝てしまうのですが、次どんな音色が響くのだろうと1音1音わくわくさせてくれる演奏でしたので、曲目毎に語らせてください☺️
1 ショスタコーヴィチ:2つのヴァイオリンとピアノのための小品
3名で奏でられ、HIMARIさんがメロディを奏でる穏やか、軽やか、華やか…と色んな情景が見えてくる小品は、朝の小鳥のさえずり🐧のようにコンサートが始まる知らせを伝えてくれました。
2モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 KV304
吉田恭子さんとピアノでのDUO曲で、珍しいモーツァルトの短調(暗めの)曲の1つです。
短調の曲は特に表現力がないと心に響く演奏にならないと感じていますが、短調で定番の悲しみだけでなく低音の響きから強さも伝わり、弦の魅力を感じました🎻
3ドビュッシー:月の光
紘子さんによる超有名曲がはさまり、音楽の途中でも休憩できるような素敵な時間でした🌱
しかも、熊本県立劇場のピアノは、ここ数年で新調されたスタインウェイで、軽い音色がポロンポロンと響きますね(3000万円以上だとか😳)
4イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27-6
HIMARIさんによる無伴奏(独奏)です。初めて聞いたヴァイオリン曲であり、クラシック好きでないと知らない人が多いマイナーな曲と感じました。
ただ、HIMARIさんの凄さが演奏からでなく会場の雰囲気でも節節と伝わります。会場内で、咳き込んだりパンフレットをカサカサする音が所々から通常、演奏中の休符の際でも聞こえます。今回1800人収容コンサート会場でしたが、ほとんどその音は聞こえず、HIMARIさんの演奏はその場の空間を、観客を支配しているかのようでした👏(凄すぎる。。)
ー休憩20分ー
5 クライスラー:愛の喜び
6マスネ:タイスの瞑想曲
恭子さんによる、TVや映画のBGMでも取り上げられるほどのヴァイオリンの超有名曲です。
恭子さんの温かい演奏が沁みました☀️💛
7ヴィエニャフスキ:「ファウスト」の主題による華麗なる幻想曲
8サラサーテ:ナヴァラOp.33
HIMARIさんが主題による恭子さんとピアノでの演奏です。
やはり、マイナー曲でもヴァイオリンの魅力をありありと伝えてくれる演奏は圧巻。さすがです。
ーー最後にーー
コンサート最後のHIMARIさんのお話やベルリンフィルインタビューから。
熊本には初めて来られたとのことで、くまモンと写真を撮ったそう🐻
今まで、日本の原田幸一郎先生にヴァイオリンを習っていたが、同師の勧めで、今はアメリカのカーティス音楽院でアイダ・カヴァフィアン先生の下で学び続ける音大生。
現在は夏休み期間で、休養やコンサートのため日本にいるようである。
将来は順応性の高い音楽家になることが夢とのことで、自己研鑽に努める姿勢がかっこいい☺️
HIMARIさんの繊細で精巧なヴァイオリンは何度も聞き返したくなるような魅力詰まっていました🎻
HIMARIさんのコンサート情報はこちら↓から見れるようです🎵