秋は春ほどではありませんが、バラの花がぽつぽつと庭先で咲いてくれます。
たとえ一輪でもしっとりした華やかさについ見惚れてしまいます。
バラは、肌にたいしてとても神秘的な働きをします。
さて、バラの秘めた力は、私たちの肌にどんな効果をもたらしてくれるかご存知ですか?
三つご紹介しますね。
まず一つ目は潤いです。
乾燥肌に対しては、皮脂分泌を促す働きをし、内側から乾燥肌を改善していきます。
また、脂性肌に対しては、皮脂分泌を抑える働きをします。
つまり乾燥していようと、脂っぽい肌であろうと、バラはその人の肌に合わせて
丁度良い潤いを保つように働いてくれる力をもっているのです。
次に二つ目は、過剰なメラニン色素を抑えてくれることです。
メラニン色素は、メラノサイトにあるチロシンというアミノ酸を原料にして、チロシナーゼという酵素がはたらきかけることによって作り出されます。
コスメに配合されたバラのエキスは、このチロシナーゼという酵素が作られるのを抑える事によって、メラニン色素が過剰に作られるのを抑制し、肌のくすみを予防し、肌色をワントーン明るくしてくれます。
そして三つ目は、包み込まれるようなやわらかな香りです。
肌にすっと入っていく浸透力。使っている化粧水は、全成分 ダマスクバラ花水 ユズ種子エキス
とてもシンプルな配合で自らの内なる自分だけのオンリーワンの美容液を引き出してくれます。
我が家の庭のばらは、ほとんどハイブリッドローズで、ばらの美しさのみを追求して改良を重ね作り上げられたバラです。
私のようなズボラでもそれなりに咲いてくれます。でもズボラなのでよく枯れて萎れます。薬と肥料がたくさん必要です。
他にも、オールドローズ なにわイバラは、棘も鋭く茎も太く旺盛です 野生的でグイグイ伸びて花いっぱい咲いてくれます。
ほぼほったらかしです。
道路沿いでもよくみかけますが、草まみれになって咲いているばらがなんとも愛おしいです。
スキンケアに適しているのはハイブリッドではなく、オールドローズです。
オールドローズは原種に近い品種なので野生パワーを保っており、
農薬や化学肥料なしで育ちます。
この生命力あふれるオールドローズは、そのさまざまな美容効果を今も活用されています。
ダマスクローズ センチフォリア ガリカバラなどのオールドローズが、
化粧品原料として使われています。
なにわイバラの咲く5月が待ち遠しいです。