山道を超えた先にある温もり溢れる秘湯、坂本温泉。

坂本温泉レポート|熊本・自然派温泉の癒し

Googleマップで進んでも、片側通行や迂回路多数で道にかなり迷います

私は、八代市方面からGoogleマップでナビをして行きましたが、Googleマップでは通行止めとされている箇所でも、実際は大型車などでなければ片側通行で通れる道があるので道路状況を現地で確認してみないとわかりません。

坂本温泉への道のり

八代清流高校前を通り坂本温泉方面を目指す国道219号線付近を通り辿り30分程度で着きました。

坂本温泉途中の道

途中の道では、一部車両通行止めの看板がしきりと立っていますので注意して走行する必要があります。※坂本温泉HPでも国道219号線もしくは県道253号線ルートを推奨しており、県道258号線日奈久温泉付近からのルートは大変危険と注意喚起しています。(令和7年10月12日現在)

坂本温泉付近の看板

10月10日(土)の訪問日は、ちょうど臨時休館明けの再開日。以前訪れてとても気に入っていたため、今回が二度目の訪問でした。

入浴料は500円。自然好きにとって施設や心地よさは価格以上

坂本温泉入口

入館すると、にこやかで温かい職員さんが迎え入れてくれます。JAF会員だと50円の入浴料割引が適用されます。また、入浴チケット購入時に次回割引クーポンが配布される日もあるので、坂本温泉HPの最新情報をチェックしてみてください。

浴場は男湯・女湯それぞれ1つ。内湯と露天風呂の形や広さが異なり、日によって違いを楽しめます

男湯・女湯はおそらく日によって入れ替わりです。

坂本温泉の浴場

手前側の浴場

  • 窓際に凸型の浴槽があり、広がる景色を楽しめる。
  • 壁沿いの洗い場配置により、開放感が抜群。
  • 露天風呂は2つあり、小さな浴槽(2〜3人用)と階段を降りた先に広めの浴槽。

奥側の浴場

  • 横に長く、視線を気にせずゆったりできる造り。
  • 露天風呂は1つだが、とても広く10人ほどがゆったり浸かれる。
  • 自然との一体感をより感じたい方におすすめ。

より壮大感を感じたいなら手前側、より視線を気にせず入りたいなら奥側の浴場の時に行くのがベストです。

坂本温泉の露天風呂

今回(土曜午後6時過ぎ頃)は奥側の男湯に入浴しましたが、他に常時2人程度しかいませんでしたので、ゆったり入ることができました。

入浴の瞬間からとろっと柔らかく身体を包み込み、自然に癒されます

最初に感じるのは、"とろっ"とした柔らかさ。アルカリ性単純温泉で、まるで石鹸を洗い流し忘れたような滑らか肌に。源泉かけ流しではありませんが、肌あたりは極上です。

露天では、木々の香りと虫の声に包まれます。夜空を見上げると星が見え、まるで森の中にいるようです。不思議と虫たちが気にならないのも、この町の自然の力かもしれません。

坂本温泉の夜空

温度も暑すぎずぬるすぎずちょうどいい。途中、職員さんが温度を測りにきていたため、定期的に温度管理をしているのだと思います。

館内施設も心地よい

脱衣所は、10円返金なしコインロッカー多数、ドライヤー数個完備、鏡ありです。

脱衣所の様子

洗い場は、備え付けのシャンプーとボディソープあり。シャワーは数秒で止まるタイプですが短すぎるとは感じません。

湯上がりの楽しみも

坂本温泉の湯上がりスペース

牛乳やコーヒー牛乳、フルーツ系の飲み物完備しています。特産品コーナーで地元の農産物や手作り工芸品も多数あり、思い出にもなります。昼時は、10食限定の鮎の塩焼き定食があるようで、今度は食事も楽しみたいです。

この価格でこの質、むしろ安すぎて心配になるほど。自然の中で静かに癒されたい方にとって、坂本温泉はぜひ守りたい温泉施設のひとつです。

📍 坂本温泉
熊本県八代市坂本町川嶽1091
(国道219号線・県道253号線経由がおすすめ)

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